- 「立ち上がると痛い」
- 「歩くと痛い」
- 「曲げると痛い」
- 「階段の昇り降りが痛い」
- 「立っているだけで痛い」
この様な状態ではお手洗いに行くのも大変ですよね。
日常生活にまで影響が出てしまう程膝が痛くなってしまっては困りますので、その原因や対処法について解説していきますので、「もしかしたら・・・」と思われる方は是非最後まで読んで下さい。
膝の痛み 原因
膝の痛みと言っても原因は様々あります。
- 「膝の内側が痛い」
- 「膝の外側が痛い」
- 「膝の上が痛い」
- 「膝の下が痛い」
- 「膝裏が痛い」
- 「お皿が痛い」
- 「腫れがある」
- 「水が溜まる」
痛みのある場所、症状、痛みの出かたはそれぞれ違います。ここでは代表的な原因を解説していきます。
膝の痛み内側
膝の痛みの中でも最も多い症状は内側の痛みです。加齢、体重の増加、筋力低下などの原因がありますが、その他の原因として「O脚」が挙げられます。
O脚は左右の膝の間隔が広がるため体重が外側にかかってしまうために内側にかかる負担が大きくなります。日本人特有の骨格や生活習慣も原因とされています。
また、膝の内側には筋肉、靭帯、骨、軟骨といった組織が重なっていているので、痛みの出る場所によって対処法が変わってきますので注意が必要です。
膝の痛み上、下側
膝の上、下側の痛みで大きく関わっているのが、「大腿四頭筋」です。この筋肉は太ももの前側にある筋肉で、膝のお皿を通ってスネの骨にくっつきます。
この部分が痛くなる方の特徴は、「スポーツ選手」に多いことです。特にバスケットボールやバレーボールなどジャンプを繰り返す競技、サッカーや陸上など走ることが多い競技選手に多いのが特徴です。その競技の練習や試合中に繰り返し膝に負荷がかかり過ぎてしまい炎症が起きてしまうことで痛みがでます。つまり、使いすぎ、オーバーユースも原因の1つです。
もう1つの特徴は、スポーツを盛んに行っている成長期の子供にも多いことです。「オスグッド・シュラッター病」といって膝のお皿の下に痛みがあるのが特徴です。
つい最近まで成長痛として知られていました。しかし、成長期の子供に必ずおこる病気ではありません。
膝の痛み裏側
膝の痛みで意外と多いのは膝裏の痛みです。「特に何もしていないんですけど・・・」と言われる方が多いです。しかし、よくお話しを伺うと、立っている時に片方だけ体重をかけていたり、かかとに重心が寄ってしまっていたり、脚の筋力が低下している方に多く見られます。
痛みがひどい時は、膝裏がポッコリ腫れてしまい、横から見ると弓なりの脚へと変形してしまう「反張膝(はんちょうひざ)」になってしまうことがあります。
変形性膝関節症
変形性膝関節症とは、膝の内側に痛みがでてしまう代表的な病気です。加齢や体重の増加、筋力低下などが原因となり関節のクッションの役割をする軟骨がすり減り、痛みが生じる病気です。そのまま放置すると骨が変形することで炎症を起こし膝に水が溜まった状態になります。よって、変形性膝関節症が進行してしまうと歩行にも支障をきたすこともありますので早めの対処が必要です。
変形性膝関節症 症状
変形性膝関節症の症状で初期の場合は、
- 「立ち上がる時に痛い」
- 「歩き始めが痛い」
- 「歩くと痛い」
- 「階段の昇り降りが痛い」
- 「膝が曲げづらい」
- 「座って休んでいると痛みが和らぐ」
などの特徴があります。座っていたり、休んでいると痛みが和らぐからといって見逃してはいけません。いずれにしても、「動作を開始する時」に痛みがでるのが特徴です。
膝の関節には関節軟骨の「半月板」があり、歩いたり走ったりする時に非常に重要な役割を果たしてくれます。この半月板は滑らかに関節を動かしたり、足裏からくる衝撃を吸収するクッションの役割をします。
しかし、加齢や体重の増加、筋力低下などによって少しずつ擦り減ってしまうと関節の中で炎症が起きてしまい痛みがでてしまいます。更に半月板が擦り減り、摩擦が起きて関節の動きが悪くなると、関節の動きを良くしようと自然と関節内にお水を増やしてしまうのです。
これが「膝にお水が溜まった」状態です。
もっと進行すると軟骨はなくなってしまい、骨同士が直接ぶつかると激しい痛みになります。ここまでになってしまうと膝は腫れてしまい、曲がらなくなり、座ったり立ったり、歩いたりするのも困難になります。少しの痛みだから大丈夫、とそのままにしておくと進行してしまいますよ。
変形性膝関節症 原因
変形性膝関節症になりやすい人の特徴および原因はついて解説いたします。
- 中高年の女性
- O脚
- 肥満、肥満体型
- 脚の筋力低下
- 姿勢の不良
- 以前に膝や脚のけがをされたことがある方
これらの方が必ずなる訳ではありませんが、膝の痛みや違和感が取れない方は早めに対処しましょう。
皆さんもご存じかと思いますが、膝の関節には関節軟骨の「半月板」があり、歩いたり走ったりする時に非常に重要な役割を果たしてくれます。この半月板は滑らかに関節を動かしたり、足裏からくる衝撃を吸収するクッションの役割をします。
しかし、加齢や体重の増加、筋力低下などによって少しずつ擦り減ってしまうと関節の中で炎症が起きてしまい痛みがでてしまいます。更に半月板が擦り減り、摩擦が起きて関節の動きが悪くなると、関節の動きを良くしようと自然と関節内にお水を増やしてしまうのです。
これが「膝にお水が溜まった」状態です。
もっと進行すると軟骨はなくなってしまい、骨同士が直接ぶつかると激しい痛みになります。ここまでになってしまうと膝は腫れてしまい、曲がらなくなり、座ったり立ったり、歩いたりするのも困難になります。少しの痛みだから大丈夫、とそのままにしておくと進行してしまいますよ。
変形性膝関節症 予防
30歳を過ぎた頃からだんだんと筋力は低下します。最初はあまり気付かないのですが確実に減っています。
- 「ちょっと走っただけで息が切れる」
- 「階段を使うと疲れるのでエスカレーターやエレベーターを使う」
- 「新型コロナの影響で在宅勤務が続き自宅から出ない」
この様な生活習慣では筋力が減っていることにも気が付きにくく、わざわざ運動するのも億劫になってしまいますね。でも、食べる量は変わらないとなると少しずつ体重も増えてしまい、いつの間にかメタボになんてことも・・・
ですから日頃から体重を測っておく、続けられる軽い運動をしておくといいでしょう。ここでは、変形性膝関節症の予防する方法を解説いたします。
変形性膝関節症 リハビリ
変形性膝関節症 リハビリには、関節をスムーズに動かすにはことで筋肉を柔軟に保っておくことが大切です。特に太ももの前側の筋肉、「大腿四頭筋」のストレッチがおススメです。
- 座ったままストレッチをしたい膝を曲げて足首を持ちます。
- 膝が痛くない範囲でお尻に近づけて太ももの前側の伸びを感じる程度で止めます。
- 30秒〜1分くらいで反対の脚も同様に行います。
その他、太ももの裏、内側、お尻、ふくらはぎの筋肉など下半身全体のストレッチもおススメです。
変形性膝関節症 アイシング
変形性膝関節症の痛みが強い時はまずは安静にすること。その時、同時に氷をビニール袋に入れて20分〜30分アイシングをしましょう。
スポーツの後や痛みが強い時は「冷やす」こと、間違って温めてしまった場合、痛みがもっと強くなることがありますので直ぐに温めを止めてアイシングに切り替えて下さい。
でも、安静にして痛みがなくなったからといって完全に治った訳ではありません。炎症症状が治まっているだけで、またいつ痛みがでるかわかりません。時間がある時に是非1度診てもらって下さい。
まとめ
膝の痛みの症状や原因は早期にしかも適切に行う必要があります。進行してしまうと歩くことが困難になることは少なくありません。だからこそ、早期治療が重要です。当院では膝の小さな痛みから違和感など多くの相談を頂くことがあります。
治療の進め方としては、
- 根本療法
- 再発防止
- 無痛の特別な治療法
- 充実したカウンセリング
- 骨盤、歪みのチェック
- 効果確認
- お家でのアフターケア
を、「あなたに合わせた」、「あなただけの施術」をしています。あなたと同じような症状をお持ちの方がご来院されています。少しでも不安がある時はお早めにご相談ください。